第44回舵杯ヨットレース
2019/04/27~28 in 高松市ヨット競技場
豊かな自然と港湾都市のコントラスト
今年も高松港で開催!
キールボートサーキットの第2戦「第44回舵杯ヨットレース」が4月27(土)-28日(日)に開催されました。
Data
参加艇数:- 天候:-
風向:- 風速:-
Report
「令和」への改元を間近に控えた平成31年4月27日・28日に「第44回舵杯ヨットレース」が高松市ヨット競技場で開催されました。昨年の参加者から、レース海面の多島美や、中心市街地に隣接したハーバーの立地などに好評をいただいたこともあって、今回、2度目の高松開催となりました。開会式・前夜祭では、御来賓の大西秀人・高松市長から歓迎の御挨拶をいただき、また、名物さぬきうどんの振る舞いやフラダンスなどで大いに盛り上がりました。
レース当日のコンディションは、予報では風速2~3ノットの微風。スタート予定時刻は延期され、風速が安定し始めた9時30分にIRCクラスがオールフェアでスタートしました。コースはソーセージとトライアングルを組み合わせた連続する2レースでトータル約15マイル。自艇B.B.Shanty(VITE31FK)は、遅れ気味ではありましたが、本部船側から良いポジションでスタートを切ることができました。第1レグはスターボードのクローズホールドから若干風下へのアングルで西へ向かいます。自艇の風下には、NOFUZO(X-41OD)とsamuraisyouyou(K-36)が見えています。微風域、かつ、このアングルでのスピードは両艇にそれほど負けていません。メンバー全員が「これはいけそうだ。」と自信を深めます。その後、第4レグがランニングとなったのみで、他の全てのレグが、クローズホールドからアビーム、風速も最大で10ノットまで。自艇が最も良いパフォーマンスを発揮する風域、アングルでレースを運びました。途中、FIVE STAR(X-35)に抜かれ、IRCでの着順は4位。レーティングと離された時間を踏まえると3位くらいか、と思いましたが、なんと結果は優勝。昨年はメンバーが運営に回ったので、レースに参加することができませんでした。今回は、運営をオーナーの中さんに全て押し付けて参加させてもらいましたが、優勝という最高の結果を得ることができ、喜ばしい限りです。
閉会式において、JSAF外洋内海の山岡ルール委員長から、「海上から見る香川県の山々が、おにぎりのようにぽっこりした形で、対岸の岡山県側に見る山々とは違った、なんとも言えない風情がある。」とのお言葉をいただきました。19世紀に瀬戸内海を訪れたドイツの地理学者リヒト・ホーフェンは「これ以上のものは世界の何処にもないであろう。」と、その優美な景色を絶賛しています。普段見慣れた瀬戸内海の景色ですが、改めて、郷土の美しさ、豊かさを再発見できたレースとなりました。刻一刻と変化する海からの景観を”無意識的”に楽しむ、これこそがヨットレースの醍醐味の一つではないでしょうか。
- IRC
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- B.B.Shanty
- NOFUZO(のふ~ぞ)
- エアーピーク
- OpenA
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- きねきね-X4
- 73(nami)
- 祥
- OpenB
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- ファンタジアン
- aR2 Hanare
- BARON バロン