キールボート

第17回島精機カップ／秋の関西ミドルボート選手権

「関西の秋は和歌浦へ」と定着した第17回島精機カップが、11月2日と3日の2日間、IRCクラスに16艇、オープンクラスに37艇の53艇が参加し、さわやかな秋晴れの和歌浦の海を舞台に開催されました。株式会社島精機製作所に特別協賛いただき、平成15年（2003年）に世界最高峰のヨットレース「アメリカズカップ」で活躍されていたラッセル・クーツ氏を迎えて始まった本大会も回を重ね17回目となりました。

初日はIRCクラスのインショアレース。今年も朝は北寄りの軽風で、安定した風を求め沖寄りにコースが設定されました。第2レースが始まる頃には安定した北北西の風となり、夕日が紀伊水道に輝く海面を見ながら第3レースまで行われました。

ハーバーバックすると今年もウエルカムパーティーが始まります。島精機カップの大きな魅力と言えるウエルカムパーティーには400人を超える選手と、和歌山市長、和歌山県教育長、そして島精機製作所の島正博会長、島三博社長にもご参加いただきました。恒例のマグロ解体ショーと握り寿司のふるまいをはじめ、島精機製作所のホールガーメント（縫い代が無い立体成型）のセーターなどの賞品が当たるビンゴ大会などで楽しい夜になったと思います。

翌11月3日はオープンクラスの「和歌浦セーリングフェスティバル」37艇も加わり53艇で、約15マイルのコースをセーリングしました。スタート予定時刻はほぼ無風でしたが、徐々に風速も上がり秋風の心地よいセーリングを楽しみ全艇がフィニッシュしレースが終了しました。

島精機カップは、しっかりとレースもしますが、セーリングを通じて多くの皆さんと楽しい時間を過ごしていただくことも目的です。日頃からレース活動を行うチームだけでなく、クルージングやクラブレースを楽しんでいるチームにも参加いただけたことは、とてもうれしいく思います。来年2020年は11月7日（土）8日（日）に開催を予定しています。是非、来年のカレンダーにチェックをお願いいたします。

島精機カップ実行委員会 中村和哉